ジュラシック木澤さんの筋トレ本を買いました

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ジュラシック木澤さんの筋トレ本を買いました

 AROUND60 FITNESS(ロクマルフィット)をご覧いただきありがとうございます! 筋トレ歴10年の副業ライターあんじょうです。

 先日、本屋に行ったところスポーツ関連コーナーにジュラシック木澤さんの本が平積みされていました。思わず買ってしまったので、本日はその話がしたいと思います。

 記事を読んでご興味を持っていただけましたら、末尾のリンクからチェックしていただければと思います。

 以下、著作権等を念頭に、書籍からの引用自粛、内容への言及もネタバレにならない程度に留めておりますので、その点はあらかじめご容赦ください。

目次

ジュラシック木澤さんについて

 本名は木澤大祐さん。1975年生まれで愛知県出身のボディビルダーです。ボディビルの団体JBBFで活動され、先日(2024年10月6日)開催された2024年の日本選手権で優勝されましたが、今季限りで引退とのこと。
 YouTubeチャンネルも持たれているので、動画をご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。

 詳しくお知りになりたい方は、以下、lit.linkからご確認ください。

今回購入した本について

本の題名・出版社

 本の題名は「ジュラシック木澤式 超筋肥大トレーニング」。ベースボールマガジン社発行のA5版サイズで定価は2,000円でした。

 表紙は木澤さんのアップ写真です。アームカールをしている写真なのですが、肩と腕が大きすぎて、顔と肩が同じサイズ感なのが印象的です。

 題名が「筋肥大」とあるので、なにやら「ここに書いている方法でやりさえすればムチャクチャ筋肥大する!」的なインチキっぽい第一印象を受けたのですが、内容は非常に誠実・堅実でした

 普段、木澤さんのYouTubeを拝見していると、あまり「超」をつけて誇張するようなタイプの方のような印象を受けていなかったもので、題名を見た時は意外だったのですが、出版する際の都合など、色々あったのでしょうね。(勝手な想像です)

本の内容

 本の内容は、筋トレやダイエットに関する基本的な考え方・ノウハウ、巷の言説に対する木澤さんの考え方などがページ全体の半分ほど、残り半分は「トレーニング種目の紹介」に割かれています。

 トレーニング種目を紹介するページは、他の筋トレ本でも定番ですが、この本は特にフォームの注意点が細かめなところが特徴的だと感じました。 YouTubeの動画と違い、静止画だと動いている際の注意点はわかりにくいのですが、動作を数枚の連続写真で細かめに解説されており、紙面上でもポイントはよくわかります。

 とはいえ、やはり「動き」を確認するには動画の方が良いことは言うまでもありません。その点、この本は各種目の紹介ページにYouTubeの動画にリンクするQRコードがつけられており、抜かりがないです。

最近、この手の手法が増えてきました。やはり筋トレの解説をするには、動画は必須ということなんでしょうね…。

 ちなみに、QRコードのリンク先は木澤さんの動画チャンネル「教えてジュラシック」でした(以下)。

気になったポイント

表紙の「煽り文句」

 平積みされている本を手にとったのは、表紙の「煽り文句」が目に留まったからです。その言葉はというのが、

「おい!SNS上のその情報、ホントに信じて大丈夫か?」

…です。

 あんじょう自身がブログを書いたりSNSでポストしたりしているので、どちらかというと「言われている側」「疑われている側」なのですが、ここは、「読者」としての目線で「そうだよなあ」と感じたところです。

 詳細は後述しますが、マスメディアやネット上に広がる「あれが効く」「これがベスト」のような「この方法が絶対だ」的な言説に疑問を掲げ、ご本人が30数年やってきた中で得た「ごく当然でシンプル」な内容を改めて解説してくれています。

 実際にSNSの記事などを読む場合、多くの方は複数の違う言説を「つまみ食い」して試行錯誤されていることと思いますが、そういう中で(人間、弱いものなので)ついつい「都合の良い方」「楽な方」の言説を信じる傾向があるかもしれません。

 そういったときに、こういう基本を大事にした解説を目にすると、我が意を得たりという感じで、安心します。

本文に散りばめられた共感ワード

 本文の引用は避けますが、記事内容についてあんじょうが大きく共感したポイントを幾つか挙げますと、以下のような点です。

筋肉は簡単につかない

「筋肉を増やして脂肪を減らす」のは本来、生物が生き残るためにはやってはいけないこと。生物として不自然なことをしているのだから、簡単なことではない。

限界までやらないと筋肉は発達しない

「高重量」を追い求めるか「低重量」で効かせるか。様々な考え方があるが、まずは「重量」を追い求めた上で、「高重量で効かせる」を目指すべき。大事なのは1セットで「限界」までやること。

マシンとフリーウェイト、マシンがあるならマシンでOK

 24時間ジムのチェーン展開などで、トレーニングマシンが充実した環境が身近になってきた。マシンにもフリーウェイトにも良いところがある。マシンが使えるならマシンを使ってメリットを享受したら良い。

ダイエットする際は、糖質をとるべき

「ダイエット=筋肉を残して脂肪を落とす」という目的であれば、筋肉維持のために糖質は摂った方が良い。ポイントは余裕をもった計画を立てること。

本を読んだ感想(むすびに代えて)

 前項の「共感ワード」でご紹介した内容、有難いことに(?)あんじょうが過去このブログで言ってきた内容とほぼ、一致していました。

 あんじょう自身、過去から筋トレYouTuberさんや筋トレ系ブロガーさんの動画や記事をチェックしつつ10年近くトレーニングを続けていますが「少なくとも、自分には合わないな」と感じる言説も多くありました。

 特に、「最新の論文ではこうだから」「体内の化学反応ではこうだから」といった内容について、その真偽を確認することはできませんが、その主張の多くは「実験に基づく統計的な手法」が根拠になっています

 あくまでも「統計」ですから、バラつきがあるんですよね。日本人の平均寿命が80歳を超えたからといって、自分が80歳まで生きられるかどうかはわからない、というのと同じです。

 今日ご紹介したジュラシック木澤さんの本は、そういったある意味「奇をてらった」内容ではなく、個々人が自分にとって最適な方法を探す「基本的な考え方」を整理してくれている本だと思いました。

先ほどの平均寿命の例えでいえば「人間、歳を取れば死ぬ」くらいの基本・真理を押さえている感じかもしれません。

 「筋トレ」といえば、ついついメニューやテクニック、理論に意識がいきがちですが、「トレーニングに対する基本的な考え方、理屈」のようなもの再確認する意味で、筋トレの上達レベルに関わらず、一度目を通していただきたい本だと思います。

 それでは、本日はこの辺で失礼します。最後までお読みいただきありがとうございました。

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