パーソナルトレーニングはもったいない?!・・いや、こういう人には向いています。

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パーソナルトレーニングはもったいない?

 AROUND60 FITNESS(ロクマルフィット)をご覧いただきありがとうございます! 筋トレ歴10年の副業ライターあんじょうです。

 本日は「パーソナルトレーニング」について考えてみたいと思います。

 この記事は、ボディメイク・ダイエットのために今から筋トレを始めようと思われている方、自己流でトレーニングに励んでいるものの、体つきに変化を感じられない方に向けて書かせていただきます。

 記事の要点は以下のとおりです。

  • パーソナルトレーニングをおすすめする背景のひとつは筋トレ・ダイエット情報の氾濫。どのような方法が自分向きかは千差万別
  • パーソナルトレーニングは、勉強で言えば個人授業・家庭教師。自分に合った解決策を提示してくれる
  • 出費は小さくないが、もったいないと考えるのは早計。日常生活における他の出費と比べても、得られるメリットは大きい

それでは参りましょう。

目次

パーソナルトレーニングって、どういうもの?

どういったトレーニングか?

 パーソナルトレーニングとは、勉強に例えれば「家庭教師」「個人授業」みたいなものです。個々人に専任トレーナーがつき、個人の体格・体力・性別・年齢・ボディメイクの目的・その他諸々のニーズや制約事項を踏まえ、個人専用に考慮されたトレーニングメニュー作成・トレーニング指導・食事指導などを行うサービスです。

 「パーソナルトレーニング」と似た言葉に「パーソナルジム」があります。

 パーソナルジムは、パーソナルトレーニングを専門に行うジムのことで、混同しがちですが言葉的には別のものを指しています。

どこで受けられる?

 パーソナルトレーニングは、パーソナルジムで行われているもののほか、総合フィットネスジムや24時間ジムでも実施しているところがありますし、コロナ禍以降はオンラインで画面越しに指導を行う「オンラインパーソナル」なども増えてきました。

 「個人指導」であることがポイントですので、トレーニングの種類自体は、トレーニングする場所や環境によって、マシントレーニング・フリーウェイトトレーニング・自重トレーニングなど様々です。

 大きく分類すると以下のようなパターンがあります。

スクロールできます
場所利用・支払いトレーニング種別
総合フィットネスジム都度申し込み・都度払い(期間・回数を定めたパターンもあり)マシン・フリーウェイト
パーソナルジム期間・回数が定められたコースを選択マシン・フリーウェイト
自宅(オンライン)期間・回数が定められたコースを選択自重トレーニング中心
パーソナルトレーニングのパターン

パーソナルトレーニングの特徴(メリット・デメリット)

 パーソナルトレーニングには自分ひとりで試行錯誤する場合とは異なる特徴があります。その特徴をメリット・デメリットで整理すると以下のようになります。

まずはメリットです。

パーソナルトレーニングのメリット
  • トレーニングの目的や自分の体格・体力・その他の事情を踏まえて「最適なバランス」のトレーニングや食事を提案してもらえる。
  • ボディメイクに必須だが面倒な「計画」と「管理」をやってもらえる。
  • 目的達成までトレーナーが「伴走者」になってくれるので、受け身の人、意思が弱い人でも続く。

一言で言えば、「専門家が効果的な方法を考えてくれるため、最短での目標達成が狙える」ということですね。

次にデメリットです。

パーソナルトレーニングのデメリット
  • 当然ながら、トレーナーに対し指導料を支払う必要がある。パーソナルジムの場合は総合フィットネスジムより指導料分だけ月会費が高くなる。
  • トレーナーの実績・経験によって指導料の料金設定に幅があるものの、料金と指導結果(効果)は必ずしも比例しない点が、費用と効果のバランスを考える上で悩みどころ。
  • 一部でパーソナルトレーニング中のトラブル・怪我などが報道されており、トレーナーの「アタリ・ハズレ」が気になる。

一言で言えば、「(業態として発展途上なため)トレーナーやジムによって良い・悪いの差があったり、料金設定の妥当性が見えづらい点に不安がある」というところでしょうか。

パーソナルトレーニングはどのくらいかかる?

 パーソナルトレーニングの費用は、それこそトレーナーやジムによってまちまちですが、大まかな費用感は以下のとおりです。(2024年9月現在)

パターン価格帯(2ヶ月計16回、食事指導付きで概算)
単発のパーソナルトレーニング¥5,000〜¥10,000/回(設備利用代は含まず)
パーソナルジム利用¥15,000〜/回(設備利用代を含む)
オンラインパーソナル利用¥7,000〜/回(トレーニングと食事指導を含む)
パーソナルトレーニングの費用感

 正直、場所も指導スタイルも違うので単純比較がしにくいところですが、以下、上記価格帯算定の根拠を補足していきます。

総合フィットネスジムでの単発のパーソナルトレーニングについて

 ネット上にゴールドジムのパーソナルトレーニング料金が検索できるページがあったので、そちらを参照しました。

 ボディビルの全日本選手権に出場経験のあるトレーナーで10,000円/回(60分)程度、一般のトレーナーが5,000円〜8,000円/回(60分)といったところでした。

 料金に幅がありますが、単発のパーソナルトレーニングの場合、指導をお願いするトレーナーは選べますので、自分の予算と相談しつつ決めれば負担感は小さいでしょう。また、ボディメイクのコンテストを目指すほどではない、いわゆる「一般人」が教わる程度の内容であれば、5,000円〜8,000円クラスのトレーナーさんで十分なように思います。

 なお、この料金にはジム施設の利用料は含まれておらず、別途8,000〜12,000円/月前後のジム月会費が必要なことは押さえておいてください。

 このパターンの特徴は、必要なときに自分で回数と金額を細かく決められるので、出費がコントロールしやすいというところでしょう。

パーソナルジムについて

 店舗によって差がありますが、知名度の高いRIZAPは2ヶ月(週2回ペースで計16回、入会金込み)のベーシックプランが約38万円。また、もう少し廉価なものでは24/7WorkOutが2ヶ月(週2回ペースで計16回、入会金込み)で約25万円となっています。

ちなみに、24/7WorkOutでは「1ヶ月コース」もあり、これは15万円くらいでした。

 これらを踏まえると、パーソナルジムの費用感は、大体2ヶ月(週2回ペースで計16回)コースで、25万円〜40万円程度と考えれば良いように思います。

 セッション1回あたりの時間は60分〜75分ということですので、1回あたり費用は15,000円程度になります。これにはジム設備の利用料やトレーニング時間外の食事管理の手間も含まれていますので、この費用を割高と考えるかどうかは難しいところです。

 週あたりの回数や、全体の期間(2ヶ月か3ヶ月か等)によって1回あたりの単価にも結構な差がありますので、詳しくはジムのサイトでご確認いただいたほうが良いと思います。

 全般的に、パーソナルジムの場合は、回数と期間を決めて、コース全体でいくら、という価格設定になっていることが多いように思います。期間中の出費は大きいですが、目的・目標をもって計画的・集中的に取り組みやすいことが特徴だと思われます。

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オンラインパーソナルの場合

 これもサービスによって差がありますが、代表的なものとして、CLOUD GYMの料金設定を確「月8回」のコースで5,500円/回となっていました。ただ、これには食事指導料が含まれていませんので、食事指導を含め2ヶ月(トレーニングは月8回)で計算すると、概算7,000円/回程度となり、ジム設備料の費用を除けば、ジムでの単発のパーソナルトレーニングをうける場合と料金差はあまりない、という結果になりました。

 自宅にいながらにして、専門家のアドバイスが受けられるという手軽さが一番の特徴でしょう。

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パーソナルトレーニングをおすすめする背景

 では、次に「デメリットがあるにも関わらず、どうしてあんじょうはパーソナルトレーニングをすすめるのか」という話をさせていただきます。

 結論的なことを言えば「筋トレやダイエットに関する情報が溢れている中、個々人に適した方法を取捨選択するには、専門家の力を借りたほうが早いから」ということになりますが、以下、順を追って説明します。

世間には筋トレ・ダイエット情報が氾濫している  

 あんじょう自身も、この状況の片棒を担いでいることになりますが、現在、インターネットをはじめとして世間には筋トレやダイエットに関する情報が溢れています。

 どれも同じことを言っているのではれば、辟易するだけで良いのですが、言っていることが違うので「どれが一体本当なのか」と戸惑うことになります。

 特にダイエットについては「楽して痩せる」「これをやるだけで痩せる」といったおいしい話が繰り返しマスコミや書籍等に取り上げられ、「毎年違うダイエットを試しては失敗する」人も多いことでしょう。

 TVだけでなくYouTube他、SNSやブログなどのメディアは読者や視聴者に観てもらい続けるためには、常に目新しい情報を発信し続けなければならないのが宿命です。そのため「根幹」の部分は大して変わらないのに目新しい「枝葉」の情報ばかりが増えていく…といったことが起こります

 その結果、何が「根幹」であったかも見えなくくなっているのが、今の状況のように思います。

筋トレ・ダイエットの「効果的な方法」は、個人によって相当に幅がある

 筋トレやダイエットを新たに始める方は毎年たくさんいらっしゃいますが、取り組まれる背景や状況は個々人ごとに様々です。

 筋トレやダイエットのメニューを考える上で考慮するべき事項を挙げると、ざっと思いつくだけでも以下のような事項があります。

分類考慮事項
背景目的(健康のため、モテるため、水着が似合う体になるため、コンテストに出るため…)
目標(半年で体脂肪率10%以下に、3ヶ月で体重マイナス5kg、1年でゴリマッチョに …)
身体面身体的特徴(性別、年齢、身長、体重、筋肉・脂肪の付き具合、骨格、柔軟性、怪我の履歴、体質)
運動経験の有無(運動神経の良し悪し)
運動に関わる内科系の病歴(ぜんそく、心疾患…)
精神面性格(積極的か、受け身か、自律的か、依存しがちか、向上心の程度…)
生活面食生活(外食がちか、自炊か、昼食は弁当か…)
トレーニング頻度・交通(ジムに通える頻度、ジムまでの距離・交通の便…)
予算(トレーニングやサプリメントに使える予算…)
筋トレやダイエットメニューを考える上での考慮事項の一例

 上に記載したような考慮事項を組み合わせただけでも、組み合わせパターンは数千〜数万通りになってしまいます。書いていない事項も考慮すると、それこそ「人の数だけパターンの数もある」ということになるでしょう。

 極端な対比で言えば、同じ「男性」でも、「筋トレに人生の大半を注ぎ込むような生活をしている20代男性」と、「若々しい体型になりたいから筋トレを始めようとしている中年太りのアラ還男性」では、上記に挙げた表の考慮事項の内容(目的や目標、身体的特徴その他・・)が大きく異なるであろうことは想像に難くないでしょう。

 そのため、筋トレやダイエットを行うにあたっては、取り組み内容の「パーソナライズ」が必須であり、そこに専門家の知見を借りる余地があるのです。

パーソナルトレーニングはこういう人に向いている

効率重視で目標達成したい人

 自分にあった筋トレやダイエットを行うには、そのために必要な情報を、TVや書籍・雑誌、SNSなどインターネット上の情報から取捨選択する必要があります。それには相応の知識と、試行錯誤する時間が必要です。

 時間があれば、また趣味としてボディメイクに取り組むのであれば「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤しながら知識を蓄えていく時間も楽しいものですが、「夏までに絶対痩せたい!」というように、なんらかの期限を設けて取り組もうとされる場合には、はなはだ効率が悪いことになります

 筋トレやダイエットの情報収集と自分の体を使った「人体実験」を繰り返すことに時間とお金を費やすことが楽しい人(=あんじょう)の場合は、パーソナルトレーニング、特にパーソナルジムでの集中的なトレーニングなどは必要ないかもしれませんが、「筋トレやダイエット自体はあくまでも手段であり、いかに効率よく目標を達成するかを第一優先に考えたい」と考える方にとっては、専門家の指導の元で取り組むの(=パーソナルトレーニング)が最適な解決策になると思われます。

自分の取り組みを客観視したい人

 蛇足になりますが、「おすすめする理由」として、「筋トレやダイエットの試行錯誤を楽しんでいる方々にもパーソナルトレーニングを受ける意義はある」という話をさせていただきます。

 日々、筋トレやダイエットを行っていると、どこかで「頭打ち」になる時期があります。ダイエットの場合はデータをとることができればある程度客観視できますが、筋トレの場合は、自分のトレーニングを客観視することは結構難しいものです。

 鏡で見ながらトレーニングできる環境であっても、自分がどのような姿勢で、どの筋肉を使えているか…自分では「できている」と思っていても、第三者からみればできていないことは多々あります。

 楽しんで試行錯誤しているうちは良いのですが、伸び悩んでモチベーションが下がるのは好ましくありません。そのような場合に、第三者からの客観的なチェックを得るためパーソナルトレーニングを活用する、という方法があります。

 このような場合は「単発もの」のパーソナルトレーニングを利用すれば十分かと思いますが、行き詰まったときは利用すると打開策が見つかるかもしれません。

パーソナルトレーニングは「もったいない」か?

 最後に、標題であるパーソナルトレーニングは「もったいない」か、どうかについてお話ししましょう。

単発のパーソナルトレーニングやオンラインパーソナルの場合

 まず、単発もののパーソナルトレーニングの場合、1回10,000円以下なので、そこまで「もったいない」感はないかもしれません。単価にすればほぼ同額になるオンラインパーソナルも同様です。

 似たような単価のものを挙げると、街によくあるリラクゼーション用のマッサージ・ストレッチ店などは「10分1,000円〜」程度ですので、時間単価にするとパーソナルトレーニングとほぼ同額です。

 カルチャースクールなどで講師に教わるような講座の場合も、大体その価格帯になるかと思います。

 それに比べ、目立つのはやはりパーソナルジムに通う場合でしょう。

パーソナルジムの場合

 前段でパーソナルジムは、2ヶ月で30万円前後の出費になると申し上げました。決して安い値段ではないのですが、周囲を見渡すと、意外とそのくらいの価格のものはあります。

単純比較はできませんが、例えば以下のようなモノ・コトです。

  • ノートパソコン…20万円〜30万円
  • ゴルフクラブのフルセット…20万円〜30万円
  • 欧州旅行…25万円〜40万円
  • 海外ハイブランドのバッグ…30万円〜
  • ブランドものの時計…数十万円〜
  • 自家用車…数百万〜

 いかがでしょうか。この他にも「通信販売の健康食品」とか「高級化粧品」など、年間を通じた出費を考えると、意外と出費しているものがあるように思います。

 そうした出費と、トレーニングジムの費用を単純比較するのは難しいかもしれませんが、筋トレやダイエットは、「見た目」にも「健康」にも、場合によっては自分の人生にも大きな影響を与える出費です。そのような出費と上記に挙げた種類の出費、どちらが価値があるでしょう。

 無論、出費しないで同じ効果を出せるのがベストではあるのですが、前項で触れたように「時間が限られている場合」「効率的に目標を達成したい場合」は、ボディメイクのために数十万円の出費をする、というのは、特に「もったいない」ことではない、と思うのです。

「かっこいい体型であれば、敢えて高価な服飾で着飾る必要はない」とも思いますし…。あんじょう自身は、筋トレを始めてから、服飾への出費が体づくりの出費(パーソナルやサプリ)に置き換わりました。

まとめ

 本日、お話したことをまとめると、以下のようになります。

  • パーソナルトレーニングは、勉強で言えば個人授業・家庭教師。自分に合った解決策を提示してくれる
  • 筋トレ情報が氾濫する中から何が正しいか試行錯誤するのは、状況によっては非効率な場合も。
  • そのような場合、パーソナルトレーニングを受けるのは選択肢のひとつ。出費は小さくないが、もったいないと考えるのは早計。日常生活における他の出費と比べても、得られるメリットは大きい
  • 目標に最短距離で到達したいならパーソナルジム通い、自分で試行錯誤して行き詰まりを感じるなら単発のパーソナルトレーニングを受けてみるのがおすすめ

 この記事では一般的な内容をお伝えするに留めていますが、パーソナルジムについてご興味を持たれた方は以下のリンク先からサービス内容や価格帯が確認できますので、ご覧ください。

 それでは、本日はこの辺で失礼します。お付き合いいただきありがとうございました。

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