ケガする前にリストラップ!50代・60代の筋トレには必須のアイテムです

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ケガする前にリストラップ
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はじめに

 AROUND60 FITNESS(ロクマルフィット)をご覧いただきありがとうございます! 筋トレ歴10年の副業ライターあんじょうです。この記事では「リストラップ」についてご紹介したいと思います。

 このサイトを訪れてくださる方の中には「リストラップ?なにそれ?」という方も多いかと思いますが、本格的にトレーニングを行う方々だけでなく、50代・60代のアラ還筋トレ初心者、特にフリーウェイトで筋トレを始められたばかりの方には、ぜひ利用していただきたいアイテムです。

それでは参りましょう。

そもそも、リストラップって何?

 説明するより写真で見たほうが早いと思いますので、あんじょうが使用中のものを掲載します。

ONIリストラップ
ONI(鬼)リストラップ

 リストラップはご覧のとおり「手首に巻きつける筋トレ用のアイテム」のことです。リスト(手首)をラップする(巻く)ので「リストラップ」といいます。

 似たような名称のものに「リストストラップ」というものがありますが、これは「パワーグリップ」と同じく高重量の負荷で「引く動作」をする際に握力を補助するものです。一方、リストラップは筋トレで「押す動作」をする際に手首を補助するものです。

どうやって手首を補助している?

 リストラップは一般に手の付け根「橈骨手根関節(とうしゅこんかんせつ)」を覆うように巻きます。この位置に巻くと手の甲側にもリストラップがかかるため、手首の関節の背屈(手首を手のひら側に曲げる動き)・掌屈(手首を反らせる動き)や橈屈・尺屈(手首を左右に傾ける動き)が制限されます。これにより手首が過剰に曲げられ痛めることを防ぐ、という仕組みです。

リストラップの巻き方
リストラップの巻き方
手首の動き方
手首の動き


 これが一般的な「手首を守る仕組み」の説明なのですが、リストラップを日々使っているあんじょう個人としては、これに加え、「手首の関節を圧迫することで骨・筋の間の『遊び』をなくして手首自体を安定させる」働きもあるように感じています。
 手首は細かな骨や腱が複雑に合わさって構成されていますが、何かで強固に固定されているわけではありません。そのため、バーベルの挙上動作などで手首に外部から負荷がかかるとそれぞれの骨や筋が正しい位置を保てなくなります(=手首を痛める)。これを防ぐために外部から縛って固定することで動かなくする・・。それが本来のリストラップの機能だと思っています。

リストラップが手首を安定化させるイメージ
リストラップが手首の関節を安定化させるイメージ

50代・60代のアラ還トレーニーにリストラップをおすすめする理由

 50代・60代になると若い頃より筋肉・腱・骨、すべて衰えています。特に筋肉や腱は柔軟性を失っており、以前より軽い負荷でも関節を怪我しかねません。リストラップをおすすめする理由を一言で申せば「我々は若くないのだから、油断することなく、怪我予防対策をきっちり行いましょう」ということです。

 感覚的には6〜8回程度で限界がくるような重量を扱う際は、筋トレに慣れておられる方でも必ず装着した方が良いでしょう。それほど重い重量を扱わない場合は、色々な考え方ができますが、あんじょうとしては、筋トレ初心者の方には積極的に利用を考えていただきたいと思うところです。

 特に、自宅なら自重トレーニング、ジムならマシントレーニングなどを行っていた筋トレ初心者が初めてフリーウェイトを使ったトレーニングを行うような場合は利用を強くおすすめします。フリーウェイトトレーニングは手首や肘の位置が自由なので、手首に不意に無理な負荷がかかるリスクが高いのです。フリーウェイトトレーニングはマシントレーニングや自重トレーニングにない効果が期待できるので、可能なら是非取り入れていただきたいところですが、怪我のリスクが高いことも忘れてはなりません。

 初心者の方だと「初心者なのに筋トレを真剣にやっている人みたいで気がひける」「いい歳をして格好をつけていると思われるのは恥ずかしい」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、手首を痛めると胸・肩・背中のトレーニングはほぼ何もできなくなってしまいます。身体に無理なく快適にトレーニングを続けるためにも周囲を気にせずぜひ使っていただきたいと思います。 

 なお、ウォームアップの際や軽い重量(15回以上反復可能な負荷など)でトレーニングする際は、リストラップは外すようにしましょう。ウォームアップの時まで手首を固定してしまうと手首まわりから前腕の筋肉のウォームアップになりませんし、トレーニングの際も手首から前腕の筋肉にも適切な負荷であれば積極的に負荷をかけて鍛えてやるほうが良いからです。

使いすぎは良くありませんが、使わないと衰えますので…。何事も加減が大事だということです。

リストラップはどこの製品が良いか?

 リストラップは基本、どの製品もゴムと布(化学繊維)で作られていますが、長さ・硬さ(伸びやすさ)には種類があります。

 以下のマップは、国内のゴールドジムを運営しているTHINKフィットネス社のトレーニング用品販売店である「FITNESSショップ」の店頭に掲示されていた図を参考に書き起こしたものです。

メーカーごとのリストラップの硬さの違い
メーカーによる硬さの違い

 メーカーによって長さや硬さが異なります。また同一メーカーでも複数の硬さ・長さのものを販売しているので購入する場合は留意が必要です。

 長く、硬いほど手首のサポート力は上がりますので、高重量を扱う場合は長く・硬いものを選ぶと良いということになります。しかし、長いと巻くのが大変ですし、硬いのは着け心地は正直言ってあまり良くありません。

 基本的にはデザインや装着した際の感触などお好みで選んでいただければ良いと思いますが、使いやすさから言うと初心者はゴールドジムブランドのものなど、比較的柔らかめで、長さ50〜60cmのものが良いと思います

ちなみに、私は「ONI(鬼)」の60cmのものを愛用しています。

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まとめ

 以上、今回はリストラップの必要性とおすすめのリストラップについてご紹介させていただきました。本日のお話をまとめると以下のようになります。

  • 手首を痛めると、胸・肩・背中のトレーニングがほぼできなくなります。
  • 関節が弱っている50代・60代のアラ還トレーニーこそ怪我予防のためにリストラップを使いましょう。
  • 特に初心者でフリーウェイトトレーニングを始める方については強くおすすめします。
  • 製品は基本的にお好みで選んで大丈夫ですが、悩んだら初心者はゴールドジムのものがおすすめ。

それでは、今回はこのへんで失礼します。本日もお読みいただきありがとうございました。

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