AROUND60 FITNESS(ロクマルフィット)をご覧いただきありがとうございます! 筋トレ副業ライターのあんじょうです。
年や年度が改まるタイミングに合わせて新しいことに取り組もうと考える方も多いようで、フィットネスジムの入会者も例年1月〜4月に増える傾向があります。
ジムの方でもこの時期は一斉に入会キャンペーンを展開し「入会手数料無料」などの特典をつけているので、筋トレを始めようという方には良いタイミングだと思います。
そんな季節に合わせ、本日は「50代・60代の我々アラ還世代にとって、筋トレを始めるベストタイミングはいつなのか?」というお話をしたいと思います。
本日も最後までお付き合いください。
50代・60代のアラ還世代は「筋トレ情報」空白地帯?
当サイトは、ちょうど1年ほど前の2024年1月に「50代・60代のアラ還世代」を対象とした筋トレ・ダイエット情報を発信していきたいと考え始めたものです。
ブログやYouTubeチャンネルで得られる筋トレの情報の多くは20代〜40代くらいの読者・視聴者を前提にしているのではないかと感じることが多く、「中年向け」の情報でもせいぜい40代〜50代あたりが上限のような印象です。
あんじょうの偏見かもしれませんが、それより上の世代を対象とした情報となると、「60代〜70代向け健康体操」のような内容が増えます。具体的には自体重を使った軽負荷の筋トレやストレッチなどですね。
記事内では「筋肉をつけましょう」と言いながら内容的には「いや、そんな方法では筋肉は増えないでしょう」という内容のものも多く見られます。
つまり、「40代から50代」と「60代から70代」の中間である「50代から60代」が参考にする情報が少ないのです。イメージで恐縮ですが下図のように「50代」と「60代」でスパッと分かれている感じです。これは何故なのでしょうか。
60代に「ガチ」の筋トレ情報は必要ない?
ここ数年、世間ではフレイル予防のために高齢者層でも筋肉をつけることの重要性が取り沙汰されています。
厚生労働省のレポートでも週2回以上は「適度な運動」をすることやタンパク質をしっかり摂取することが推奨されており、60代以上の所謂シニア層に向けた筋トレの情報はもっと増えても良さそうなものです。
言葉を変えると、シニア層を対象とした筋トレの情報は増えているでしょうが、その内容は「筋肉を減らさない・老化防止」が主たる目的で、筋肉を「増やす」レベルのものではありません。
確かに、シニアが筋肉を増やそうとすれば、若い世代よりは色々と工夫することは増えます。
カロリー収支や栄養バランスを考える上で、内臓への負担や成人病への影響などは若い世代よりも気にする必要がありますし、筋トレも若い頃のように、がむしゃらにやれば一定の成果はでる、ということもありません。無茶をすれば身体を痛めるリスクも若い世代よりは大きいです。そういったことを念頭に計画性をもって自己管理することが必要になります。
つまり、「40代以下」のグループではあまり気にしなくて良いようなことも「50代・60代」のグループは考えていかねばなりません。
要は、50代・60代、特に60代になってから筋肉をつけようとすると、結構「面倒くさい」のです。
「面倒くさい」ことを説明しても、なかなか読者や視聴者の皆さんは興味を持っていただけません。発信側も読者や視聴者に興味を持っていただけない情報を発信することには消極的になります。それが、今の「シニア層に向けた筋トレの情報が少ない」ことの背景にあるように思います。
ただ、「面倒くさい」ことと「必要か否か」は別問題です。50代で十分筋肉がある方は「現状維持」で良いでしょうが、そうでない方は60代からでも筋肉を増やしていくべきです。もっと言えば、「人生100年時代」ですから60代でも先はまだまだ長いのです。「現状維持」「老化防止」などと言わず、もっと格好良く、溌剌と過ごしたいものですし、そのために当サイトでは「面倒くさいことを、面倒くさくなく」情報発信できるように頑張りたいと思います。
筋トレを始めるのに、60代からでは遅いのか?
さて、「60代になってから筋肉をつけようとすると、結構面倒くさい」と書きましたが、それは「60代になってから鍛えようと思っても、手遅れだ」という意味ではありません。
以前にもこのサイトで記事にしましたが、年齢に関係なく適切な刺激を与えれば筋肉は成長します。ただ、その成長スピードは若い頃と比べると劣ってしまいますし、関節などを怪我してしまった場合、回復に時間がかかることも事実です。
ですので、筋トレについては、可能であれば若い頃から始めておくのに越したことはありません。
最近、TV番組や雑誌記事などで、体を鍛えて筋肉を増やすことを「貯金」になぞらえて「貯筋」と表現しているケースを目にします。貯金と同様、「貯筋」も若いうちからコツコツ続けている方が、長い目で見てお得になります。
残念ながら貯金のように「複利」で筋肉量が増えていく、ということはないのですが…
人生の中では、今日という日が一番若いのですから、「若いうちから始めた方が良い=すぐ始めるべき」ということです。
50代後半が筋トレを始めるベストタイミング!
筋トレを始めるのにベストなタイミングはあるか?
前述のように、筋トレは「若いうちから始めた方が良い」のですが、一方で、始めたとしても、なかなか続かないのが筋トレでもあります。
フィットネス業界の調査によると、フィットネスジムに通って半年継続できる人は全体の3〜4割程度、1年継続できる人は1割に満たないそうです。目的を達成できたから、挫折してしまったから、など色々事情があるのでしょうが、始める年齢が早くても続けられなければ意味はありません。
そう考えると、「筋トレを長く続けるためのベストな開始タイミング」というものがあるように思います。あんじょうの個人的な考えで恐縮ですが「50代後半」がそれにあたると思うのです。
以下、理由を3つ書きます。
50代後半が「ベストタイミング」だと思う理由3つ
理由1:50代後半は色々な面で余裕ができる
50代後半になれば、ご家庭を持つ方もお子さんが独立し学費等の出費がひと段落する頃です。一般に、子供が大学を卒業する50代から老後の生活資金を蓄え出す家庭が多い…という話を耳にしますが、老後に向けた蓄えは「お金」だけでなく「筋肉」にも必要です。子育てを終えて余裕のできた資金と時間を自分の身体に投資する良いタイミングだと言えるでしょう。
理由2:老化に伴う身体の変調が顕在化し、健康に投資する必要性に迫られる
若く健康で体力に自信のある年代が必要以上に健康に気を遣うのは無駄な投資ということになるかもしれませんが、50代後半からは、どれだけ健康に気を使っていても、それなりに体の変調が顕在化します。
実際に変調を感じると、それに対応する必要性も強く感じます。これが筋トレへのモチベーションとなりますし、筋トレによって体調が好転するなど効果を実感しやすいので、若い頃よりもモチベーションが維持しやすいかと思います。
理由3:50代後半から始めておけば、「老後」の趣味にできる
我々が若い頃には「定年退職後は趣味の2つ3つは持っていないと時間を持て余す」というようなことが言われていました。今は、70歳になっても働かないと余裕ある老後は送れない・・という状況で、とても趣味どころではないですが、それでも、お金のかからない趣味は無いよりあったほうが良いです。
筋トレはジムに通って、プロテインなどのサプリを飲んで・・と一定の費用がかかるようにも思いますが、一通り知識とテクニックを身につけてしまえば自宅で(器具はあった方が良いですが)トレーニングすればランニングコストはかかりませんし、サプリも病気がちになって薬漬けになることを思えば、栄養食品にお金を使っているほうが数倍マシだと考えられます。60代・70代になってから始めるよりも50代後半から始めておけば、自分なりにテクニックと知識を習得する時間がたっぷりできます。
むすび
以上、本日は50代・60代のアラ還世代は、できるだけ早いタイミングで筋トレを始めたほうが良い、50代後半が筋トレを始めるベストタイミングだ、という内容をお伝えさせていただきました。
どのフィットネスジムも初春と年度替わりの時期には入会キャンペーンを行います。トレーニングしたことがない50代・60代のアラ還世代の方、これを機に体験されることをお勧めします。
それでは、本日はこの辺で失礼します。最後までお読みいただきありがとうございました。