ChocoZAP(チョコザップ)のマシンをゴールドジム会員がレビュー!

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(タイトル画像)ChocoZAPのマシンをゴールドジム会員がレビュー
目次

はじめに

AROUND60 FITNESS(ロクマルフィット)をご覧いただきありがとうございます! 筋トレ歴10年の副業ライターあんじょうです。

本日は、最近会員数が100万人を突破し、一気に業界大手に駆け上がったChocoZAPについて取り上げたいと思います。

あんじょうはゴールドジムの会員なのですが、今回ご縁(?)があって自腹を痛めずChocoZAPに入会・体験することができました。

ChocoZAPのマシンやアプリを実際に触ってみた感想についてレポートしたいと思います。本日もお付き合いください。

ChocoZAPはどんなジム?

ChocoZAPは「結果にコミットする」RIZAPが手がけた「24時間コンビニジム」です。従来のジムが持つ設備・機能を割り切って、「手軽で安価」を突き詰めたことで急速に会員数を伸ばし2024年2月現在で100万人を超えているとか。

マシンは1部位1種目1台だけ、店舗スタッフは基本的に無人…と、マシンが豊富で本格的なトレーニングができるゴールドジムとは両極端にあるようなジムなのですが、体験してみて「筋トレの目的によっては、初心者が初めて体験するジムとして十分、アリなのでは・・?」と感じました。

筋トレ初心者にとって、ジムに入会するというのは何かと敷居の高いものだと思いますが、ChocoZAPはその敷居が極端に低いように思います。以下、「敷居の低さ」について順に見ていきましょう。

ChocoZAPの敷居の低さについて

その1:スマホアプリを使ってたった数分で入会できてしまう

  まず、入会にあたってはスマホで専用のアプリを入手し、そこから手続きを行います。クレジットカード番号その他最低限の必要事項を入力したら入会完了となり、来店による申込書の提出などは一切ありません。また、スマホアプリは操作や入力する事項が必要最低限に抑えられており、迷うことなく処理が完了します。

  従来型のスポーツジムですと、入会手続きは(一部、Web上でできることもありますが)結局店頭での手続きが必要であったり、ということが定番なのですが、ここではそういったことがありません。スマホ全盛の昨今、他のスポーツジムも順次このような仕組みを導入していくのだと思いますが、まだのところは是非導入していただきたい仕組みだと感じました。

その2:アプリが多機能・全部入り。

 入会手段ともなっているアプリにはQRコード発行機能や、マシンの使い方を解説した動画、体重や体脂肪率・運動量(歩数等)を記録する機能がひと揃え詰まっています。つまり、一般のスポーツジムがトレーナーや事務員を介して提供するサービスの一部がこのアプリ一つでできてしまうのです。もちろん、実際に人が提供するサービスとアプリで自分が操作するのとでは、サービスの質やレベルでは差があるように感じます。しかし、最近は人を介した手続きが煩わしいと感じる方や、「この程度で十分」と感じる方も多いでしょうから、そのような方がジムトレーニングを始めるには良いツールだと感じました。

店舗設備やマシンについて(ここが本日のメイン)

設備について

 店舗によるようですが、私が入会した店舗ではエステ・脱毛・ネイルのための個室が数ブースずつありました。アプリで事前予約して使うようです。1室あたりの広さは洋服店の試着室程度の広さです。無人ですので機器を利用する際は室内に備えられた説明を読みながら操作するようになっていました。

 シャワーはなく、カーテンで仕切られた更衣スペース(これも洋服店の試着室のような感じ)とオープンキャビネットとハンガーがあり荷物や衣服はそこに収納するようになっています。ここは普段トレーニングウェアに着替えて「さあ、やるぞ!」と気持ちを切り替えてジムトレーニングをしているあんじょうにしてみれば若干戸惑いを感じるのが正直なところです。しかし、自宅でトレーニングされている方などは普段着のままされているのでしょうから、それと同じことだと言えなくもないと思い直しました。
「気合を入れてジムに通う」のは面倒だが「自宅トレーニング」より少しだけレベルの高いことがしたいという方にはピッタリかもしれません。

マシンについて

 どの店舗も基本的にマシンは「1部位・1種類・1台ずつ」のようです。あんじょうの行った店舗では以下のような設備でした。

  • 胸・・チェストプレス
  • 背中・・ラットプルダウン
  • 脚・・レッグプレス
  • 内腿・・アダクション
  • 臀部・・ヒップアブダクション
  • 肩・・ショルダープレス
  • 腕・・ディップス/バイセプスカール
  • 腹・・クランチ(腹筋運動用のベンチ)
  • その他(カーディオ)・・トレッドミル×5、エアロバイク×5

 台数は少ないものの、初心者向けには必要十分な種類のマシンが揃っています。個人的には脚(太ももの裏)を鍛えるためのレッグカールマシンがあればなお良いとは思いましたが、そこまで言うのは贅沢なのでしょう。

 マシンにはメーカー名は入っておらず、サイズは小ぶり。宣伝通り「日本人の体格に合わせた」と言えるサイズです。ゴールドジムや他の24時間ジムに置いていることの多い、ハンマーストレングスやノーチラスのマシンは海外製のため「つくり」が大きく、機種によっては小柄な女性ではサイズが合わないということもありますので、この「日本人の体格にあわせる」という配慮は良いと思います。

 ウェイトはいずれもスタック式(ウェイトの鉄板にピンを刺して負荷を調整する仕組み)で初心者でも扱いやすそうです。ウェイトとマシンの稼働部を結ぶケーブルはワイヤーをビニールコーティングしたものを使用していました。最近の海外ブランド機器ではケプラー繊維を織り込んだ複合素材のケーブルを使っているものを良くみますが、ウェイトの上限が100kgなのでこれで十分だということでしょう。今は新品なので良いのですが経年時のメンテナンスが大変だろうな・・と感じたりもしました。

 座面調整のためのハンドルがぱっと見て分かりにくいところに付いているマシンもあったので、マシン初心者の方は事前にアプリの解説図か動画を見てから使用されるのが無難だと感じました。

 ウェイトはレッグプレスが最大100kg、その他は75〜90kgまででした。上半身(チェストプレス、ラットプルダウンなど)については、おそらくこれで十分だと思いますが、下半身(レッグプレスなど)は筋トレ初心者の方でも筋力のある方ですと、可動域を広めにとったり、動作をスローにするなどして負荷を高める工夫をしないと少し物足りないかもしれません。

主なマシンを使用した感想

 チェストプレスマシン

…チェストプレスマシンの場合、アーム(手で持って動かす部分)とフレームの接続点が下についているタイプと上についているタイプがあるのですが、ChocoZAPのものは「下についているタイプ」でした。椅子の角度とのバランスから、実際に操作すると大胸筋の中央部から下部にかけて効く印象でした。

 ラットプルダウンマシン

…持ち手部分とアームがアジャスタで連結されていて、動作しながら手幅や手首の向きを自由に変えられるタイプです。ノーチラスのマシン等で採用されている方式なのですが、これにより大柄な方から小柄な方まで無理のない姿勢で動作できます。稼働するアームも腕を伸ばした際には肩幅程度の幅で、体に惹きつける際にアームが肩幅より広がる軌道を描くようになっており、広背筋のみならず、大円筋などにもよく効く軌道でした。

 ディップスマシン

…機器のチョイスからすると上腕三頭筋を鍛えるマシンとして設置されているものと思います。マシンにはシートベルトは付いておらず、胸を鍛えるつもりで動作しますと、自重トレーニングでディップスができる方(=体重を腕で支えられる筋力のある方)は体が浮いてしまいますので、ここは「腕トレ用」と割り切りましょう。

 レッグプレスマシン

…ウェイトスタックが100kgまでですので、少し筋力のある方ですと物足りなさを感じる可能性はあります。ただ、座面変更で脚の台と座面を相当狭めることが可能ですので、負荷が足りなければ、座面と足置き部分を近づけ可動域を広くすることで調整すれば良いかとも思います。足置きの下部分には干渉するものが何もないので、足のプレートの下部に足裏の上半分をひっかけ、カーフレイズを行うことも可能なようです。

メンテナンスについて

 マシンのメンテナンスはおそらく定期的に行われるのだと思うのですが、基本的に「マシンの異常を感じた利用者が店舗側に申告する」というシステムです。マシンの不調を感じた方がそのままにしておくと、どんどん「不調なマシン」が増えていく・・・という構図ですね。「利用者の協力のもと安価なサービスを提供する」というコンセプトなのでしょう。数年後もChocoZAPが快適なジムとして発展しているか、故障や不調なマシンが多数置かれた「安かろう・悪かろう」のジムになっているかは、利用者次第だなと感じました。

セキュリティについて

 私が行った店舗はアラ還と30代と思しき方で合計5名程度が室内にいました。天井に監視カメラが多数設置されており、基本、死角はないように感じます。

まとめ

ChocoZAPのメリットと向いている方

ChocoZAPは、慣れていない人でも自己管理がアプリで高度に行えるため、自宅で自己流の自重トレーニングをされている方には、是非体験いただきたいと感じました。筋トレ初心者が筋トレを始めるきっかけとしては、ベストなジムだと思います。特に、筋肉をつけることよりも、運動不足を解消したい人やダイエットを目指す人にとって、コストパフォーマンスが良い選択肢だと感じました。

ChocoZAPに向かない方

一方で、自宅や通勤経路などの日常生活圏からChocoZAPが遠い人、本気で筋力をつけたい人には少し物足りないかもしれません。また、アプリの利用が前提なので、スマートフォンの使用が苦手な人にも向かないかもしれません。ジム利用者の裾野を広げ、筋トレ人口を増やすことになる特徴的な営業形態だと感じましたが、全ての人に適しているわけではないので、ネット上では今後色々な意見が出てくるだろうと感じました。

さいごに

ChocoZAPは、ダイエットや運動不足解消を目的とした筋トレ初心者にとって有効な選択肢だと感じました。特に、生活圏内にChocoZAPがある人にとっては、着替えが不要で安価な運営が魅力的です。一方で、本気で筋肉をつけたい人には物足りないかもしれません。数年後に機器メンテナンス状況がどうなっているかで評価が分かれる可能性はありますが、設備の新しい店舗に関しては十分お勧めできる施設です。これから筋トレを始めようとお考えの方には自宅トレーニングと比較する有力な選択肢になると感じました。

それでは、本日はこの辺にしたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

  • ChocoZAPは手軽で安価な運営が魅力
  • 設備は初心者向けには必要十分
  • ただ、本気で筋肉をつけたい人には物足りないかもしれない。
  • マシンメンテナンスについては利用者の協力が不可欠
  • 総じて、これから筋トレを始めようと考えている人には、自宅トレーニングと比較する有力な選択肢の一つ
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