プロテインの値段は比較が難しい?自分にあったプロテイン選びのコツ

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プロテインの値段は比較が難しい?

 AROUND60 FITNESS(ロクマルフィット)をご覧いただきありがとうございます! 筋トレ歴10年の副業ライターあんじょうです。

 この記事をお読みいただいている方の中には日常的にプロテインを飲んでいる方も多いかと思います。皆さんは「一度気に入ったら同じ製品を繰り返し購入する」タイプでしょうか。それとも「違うメーカーのものを取っ替え引っ替え試す」タイプでしょうか。あんじょうは「繰り返し」派です。

単に面倒くさがりなだけなのですが

 ずらっと店頭に並んだ各メーカーのプロテインを眺めてついつい考えてしまうのが、「結構値段に差があるけど、高い製品は、安い製品より効果があるのか?」ですね。

 本日は数あるプロテインの値段差は何に起因するのか、高いものを買うべきか、安いもので良いのか…等についてお話ししていきたいと思います。

 先に結論を書くと、以下のようになります。

  • 値段の差は原料・製法・配合物・生産量・ブランドの違い。今回の記事投稿を機に主な製品を比較しようとしたが、成分記載がまちまちで単純比較しにくい。
  • 同一製品でもキャンペーンなどで通常価格の数十%オフなどが頻繁にあることも比較しにくさの一因
  • 購入時は自分なりの製品選びの「考え方」を持った上で、条件に合致する製品の中から、その時点で一番安価な製品を買う方法がおすすめ。

それでは、参りましょう。

目次

値段の差はどこからくるか

 さて、さっそくですが値段の差がどこからくるのでしょうか。考えられる理由を列挙すると以下のようになります。他にもあるかもしれませんが、大きい要素としては以下の6つくらいではないでしょうか。

プロテインの値段に差がでる要素
  • 主原料が異なる…ホエイ、カゼイン、ソイ等
  • 製造方法が異なる…WPI製法、WPC製法等
  • 配合物(添加物)の違い…ビタミン・ミネラルやアミノ酸(BCAAやEAA、ペプチド等)を配合
  • 製造量の違い…「全世界相手に大量生産している海外製は安い」等
  • ブランドの違い…違いは大してなくとも、有名メーカーのもの、有名人監修のものは高くても売れる
  • 袋の大きさは同程度でも、内容量が違う…ある製品は正味量750gで、ある製品は900g、というケースも。

 これらの「違い」が「値段の差」相応のものか否かは個人の判断次第のところもあります。次項で順に見て参りましょう。

値段の差の原因6つ

主原料が異なる(ホエイ、カゼイン、ソイ…)

 皆さんご存知かと思いますが、プロテインは食品からタンパク質成分を抽出したもので、その原料は様々です。市場に出回っている代表的なものは大きく3つで、牛乳から作られる「ホエイ」、「カゼイン」、大豆から作られる「ソイ」があります。価格は一般的に「ホエイ>カゼイン>ソイ」の順番であることが多いと思います。

 その他、ホエイは体内への吸収が早いため、トレーニング前後に速やかに体内にタンパク質を取り込むのに適しており、カゼインやソイは体内への吸収が穏やかなので、空腹を紛らわせたり、夜間の血中アミノ酸濃度を下げないようにするために飲むのに適している・・と言われていますが、これは直接価格には関係ないかもしれません。

製造方法が異なる(WPI製法、WPC製法…)

 ホエイプロテインの中でも製法の違いで2種類わけられます。WPI製法とWPC製法でWPI製法の方がよりタンパク質含有量が高くなっています。つまり、純度が高いということです。

 そのため、以下の特徴があります。

WPI製法WPC製法
タンパク質含有量90%以上70%〜80%程度
体内への吸収速度速いWPIよりは遅い
(ソイ・カゼインよりは早い)
価格WPCより高額WPIより安価
WPIとWPCの特徴

 上記のように一般にWPI製法のプロテインの方がWPC製法のプロテインよりも価格は高いのですが、WPC製法のプロテインの「タンパク質以外」の部分には糖質などのほかに、ビタミン・ミネラルなども含まれていますので、「安く他の栄養素も一緒に取れる」と考えることもできます

 生産工程の複雑さからWPIが高額になることが多いようですが、どちらがサプリメントとして優秀かはユーザーが何を求めているかに依ることになります。

配合(添加)物が異なる(アミノ酸やビタミン等)

 ホエイプロテインには、前述のように「純度を上げて同じg数でもタンパク質を多く摂取できることを訴求する」あるいは「なるべく余計な添加物をいれずシンプルな成分にして価格を抑える」作戦の製品と、「配合物を増やし付加価値をつけることで単価を上げる」作戦の製品があるようです。後者のほうは、アミノ酸(HMB、BCAA、EAA等)を配合しており、その分が価格転嫁されているように思います。

「ビタミン・ミネラル配合」というのは、前述のとおり「加えている」というより「除けていない」と理解したほうが正確なのかもしれません。

 一見すると、これらの配合物が同時に飲めるということは、別にサプリを用意しなくて済む分、手軽で良いことのように思えますが、「どの程度入っているか」は要確認です。入っているものの、自分の普段の食事内容からすると、配合比率が「摂取したい量を満たしていない」ということもありえます。

 また、自分にとって不要な成分までオールインワンで入っている場合、その分が価格に転嫁されているならば、自分にとっては無駄な費用を支払っているということになります。

 特に、BCAAなどのアミノ酸については、そもそもプロテインの成分であるタンパク質に含まれているものなので、「タンパク質に標準的に含まれている量」以上に摂取が必要かどうかは、よく考える必要があるでしょう。

 これらのアミノ酸サプリは、基本的に「プロテインでは体内にアミノ酸を補充するのが間に合わない」ような場合に飲むメリットがあるものですので、同時に飲むより別に購入して使い分けたほうが合理的なように思います。

製造量が異なる(大量生産できれば安価に)

 一般論として、加工品は大量に生産したほうが安価になります。そうなると、有名メーカーでシェアの大きな商品は出荷数も多いため、相対的に原価は抑えられ、販売価格も安くすることができます。

原価が安くなった分を価格に還元するか、利幅を大きくするかはメーカー次第ですが…。

 世界的なブランドは、世界相手に大量生産しているので、原価を安く抑え、販売価格も安くなる…ということはあると思います。

ブランド力が異なる(有名ブランドは高い)

 これも一般論ですが、バッグでも洋服でも「原価が同じでも有名ブランドのものは高い」というのが実情です。確認はできませんが、「中身はほとんど一緒でも名前が違うだけで価格が違う」ということは、あり得るでしょう。

 常識的に「値段が1.5倍だから、筋肥大効果も1.5倍」とはならないので、その価格差を何の差として納得するかは悩ましいところです。妥当なところでは「品質・安全性」や「飲みやすさ(おいしさ)」の優劣の差ということになろうかと思いますが、正直に言えば日本製であれば品質や安全性については、基本的に大きな差はないように思われます。

 味については、個人の好み次第ですが、特に「人工的な味付け」「不自然な甘さ」に対する好き嫌いでメーカーを選ぶ方は多いように思います。

容量が異なる(意外と気づかない)

 意外と気づかないのですが、袋のサイズが同じくらいでも内容量が結構違う場合があります。同じサイズくらいの袋で陳列棚で横に並んでいるからといって同じ容量だと早合点せず、パッケージの説明部分を読んで単位あたりの価格をチェックしましょう。

 スナック菓子などでも同じこと言えますが、インフレで食品の原材料価格が上がる中、製品販売価格を上げないために、知らない間に内容量が少なくなっていた…といったことが今後起こる可能性もあります。

製品の「値段」と「中身」の比較は、実際には難しい

 プロテインはネット通販などで頻繁にキャンペーン特化で販売されていることや、製品の中身の違いを横並びで比較できるほど、各製品の成分記載のトーンが取れていないことから、正確な「価格と中身の比較」は難しいのが正直なところです。

具体的には、

製品Aより製品Bの方が、BCAA配合率がXX%多いのだけど、それでXXX円も値段差があるのは妥当なの?

あるいは、

製品Cの方が製品Dより100 gあたりのタンパク質含有量がXX g多いが、製品BはビタミンB6が多めに入っている。この場合、どちらが良いのだろう?

 といった疑問に対し、参考にしていただけるような情報を整理しようと今回、チャレンジしてみましたが、難しかったです。

 キャンペーン中の製品をネットで探すと「通常価格の30%オフ!」等の謳い文句が目に入ります。

 販売サイトを覗いてみると、通常ならスタンダードクラスのプロテインより数千円高いプレミアム製品が、キャンペーンでスタンダードな製品の同額以下にまで安くなる…といったことが結構あります。

 そうなると、もはや「中身と値段が釣り合っているか」を考えるより、自分が求める品質・成分のプロテインをいかに安く購入するかを考えたほうが良いのかもしれません。

  

おすすめの選び方・買い方

 以下、あんじょう個人の独断と偏見が含まれますが、プロテイン選びにあたっての「考え方」をご紹介したいと思います。例えば、このような「考え方」を整理しておき、キャンペーンなど安売りのタイミングで、可能な範囲で「ため買い」する、というのが、一番お得な買い方になるかもしれません。

それでは、「考え方」をご紹介します。 

海外製よりは国産の方が安心

 プロテインは食品なので品質や衛生面は気になるところです。

 あくまでも個人的見解ではありますが、以前、海外メーカーのプロテインで異物混入がネット上で話題になったケースもありますので、「国産のほうがまだ安心」ではないかと思います。

 もちろん、国内でも某薬品メーカーのサプリで健康被害が発覚した事件がありましたので、国産だから大丈夫だとは言えないご時世ではあります。また、海外製であっても製造から流通までしっかりとトレーサビリティが確保されている製品もあります。

 ですので、個々の製品について、安全性や品質をよく確認されてから購入される場合においては、この考え方は当てはまらないのですが、例えば「品質や衛生面なんてどうでも良いので、価格だけで選びたい」という場合に関しては「せめて生産国が安心できるかどうかくらいは押さえておく」ことをおすすめします。

ビタミンやアミノ酸は配合されている必要はない

 ビタミン・ミネラルの必要量や過不足は個々人の食生活でも大きく異なりますので、個別のサプリで不足分を補う方が合理的だと考えます。特に女性向けの「ダイエット用」として販売されているプロテインには、「XXエキス配合」のように様々なサプリメントが配合されているものを目にしますが、「配合されているが、量はごくわずか」といったケースもありますので、含有量はよく確認したほうが良いでしょう。

 また、アミノ酸(BCAAやEAA、HMBなど)については、アスリートやボディメイク競技などに出場されるレベルの方でもなければ、プロテインと同時に摂取する必要性は小さいように思います。摂取するにしても、プロテインに配合されたものではなく個別の製品を購入し、必要なタイミングで摂取する方が効果的でしょう。

値段より味の好みを優先したほうが良い

 値段にもよりますが、多少の値段差であれば高くても自分がおいしいと感じる製品を選ばれることをおすすめします。

 通常、プロテインは長期間・日常的に飲むものですので、飲むたびにストレスを感じるのは好ましくありません。味の好みは個人差がありますし、例えば同じ「チョコレート」味でもメーカーによって甘さや舌触り、香りに差があります。

 個人の感想で言えば、同じチョコ味でも「ゴールドジムはアメリカっぽい甘さ、ザバスは上品、Kentaiはチョコというより甘さのないココアパウダーのよう」・・といった具合です。

 できれば1回分の飲みきりタイプのパッケージなどで、いろいろ試されてから購入されることをおすすめします。

まとめ

 以上、まとめますと、以下のようになります。

  • 値段の差は原料・製法・配合物・生産量・ブランドの違い。各製品、成分記載がまちまちで単純比較はしにくいが、「この製品は有名ブランドだから割高」「この製品はコストパフォーマンスが良い」といった傾向はあります。
  • あんじょうのおすすめは、「国産メーカー製」で「余計な配合物」が入っておらず「味が自分の好みにあった」製品。その条件に沿ったものの中から、その時々で(キャンペーン等もあるので)安価なものを選ばれることをおすすめする。

 以下、PRになりますが、例えばBeLEGENDなどはこの条件に合致した製品の一つのように思います。味の好みについては人それぞれでしょうが、BeLEGENDの場合、フレーバーの多さが特色の一つですので、味の好みにうるさい方でもお気に入りの味が見つかる可能性は高いように思います。
 よろしければ、以下リンク先にて詳細をご確認ください(BeLEGENDのサイトに移動します)。

 それでは、本日はこれで失礼します。最後までお読みいただきありがとうございました。

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