2024年、「マッチョシニア」は流行ったのか?

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2024年マッチョシニアは流行ったのか

 AROUND60 FITNESS(ロクマルフィット)をご覧いただきありがとうございます! 筋トレ歴10年の副業ライターあんじょうです。

 早いもので2024年もあと1ヶ月を切りました。あんじょうがこのブログを開始したのが2024年1月1日、本日の記事が通算90投稿目となります。

 最初は半年以上続くのか不安でしたが、やってみれば続くものです。「習慣化さえしてしまえば、意外と続く」のは筋トレと似ているかもしれません。

 さて、年の終わりが近くなり今年を振り返ると思い出すのが「マッチョシニア」のことです。

 あんじょうは3月に「2024年は『マッチョシニア』がトレンド入りする…らしい」という記事を書かせていただきました。 

 この記事の中では、某番組で紹介されていた「2024年に流行するものトップ10」を挙げさせていただいていたのですが、それが以下のラインナップです。

  • アジアン粥
  • 痛コス
  • イマーシブ
  • 空中QR
  • グラブジャムン
  • サモエドカフェ
  • スペパ商品
  • 映えないSNS
  • パリおにぎり
  • マッチョシニア

 この中でマッチョシニアは5位予想だったのですが、皆さんの周囲ではいかがでしたでしょうか。

 少なくともあんじょうの周囲では上記ラインナップの10件、いずれも「流行った感じはしなかった」です。

 まあ、TVの予想なんてそんなものだとは思いますが…。

 …「マッチョシニア」は流行りませんでしたが、本日は改めて今年1年を振り返ってみたいと思います。

 内容的には、つらつらと所感を述べるだけの「感想回」となりますが、どうぞお付き合いください。

目次

2024年はどういう年だったか

2024年は「筋トレ人口」が急増した年(と後年言われると思う)

 統計データが公表されるのは、もっと後になってからだと思いますが、2024年は国内の「フィットネス人口」が一気に増えた年だったのではないかと想像しています。

 理由はフィットネスジムのコンビニ化を進め、国内のフィットネスジムチェーン1位に躍り出た「チョコザップ」の躍進です。2022年の設立以降、急速に店舗と会員を増やし、2024年5月には47都道府県全てに出店、全国で1,500店舗、会員数120万人(いずれもチョコザップのプレスリリースを参照)を達成しました。

 この他にもエニタイムフィットネスやフィットプレイスなど24時間ジムチェーンが全国展開を進め、パーソナルジムも都市部だけでなく各地域にできるようになってきました。一部では過当競争になっている地域もあるほどです。

筋トレ人口が増えた≒「フィットネス」が一般化した年だったかも

 10年ほど前からの筋トレブームのおかげもあろうかと思いますが、最近ではTVや雑誌などでも「ダイエットには有酸素運動より筋トレが有効」「高齢者こそタンパク質摂取が大事」といった内容を見かけることが増えました。

 チョコザップをはじめとするフィットネスジムの世間への露出が増え、筋トレに関する情報が巷に溢れるようになり、一般の人にとっても、筋トレが「スポーツ」や「ボディメイク」だけではなく「健康」と結び付けられるようになった…。フィットネス先進国の米国には及びませんが、日本国内においてもいわゆる「フィットネス」がようやく市民権を得てきた、ということでしょう。

マッチョシニア(筋トレシニア)は流行らないのか?

マッチョ志向のミドルは増えた気がする

 年末に「なかやまきんに君」さんが主演の「筋トレサラリーマン 中山筋太郎」の第3弾が放映されるそうです。なかやまきんに君(中山翔ニ)さんは1978年生まれの46歳だそうです。

 また、今年のJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)日本男子ボディビル選手権大会優勝者である木澤大祐(ジュラシック木澤)さんは1975年生まれの49歳。

 お二人とも40代後半、つまり「アラフィフ」です。

 書店で見かける筋トレ本でも、YouTubeでも、この年代層、つまり40代〜50代を対象にした情報はたくさん出回っているように感じます。

 筋トレは若者だけのものではなく、中年にこそ必要なものである…そういった雰囲気が醸成されてきたように感じます。

 しかし、50代後半〜60代については盛り上がりが「今ひとつ」な感があるのです。

 2023年頃には60(カンレキ)すぎたら本気で筋トレ!といった「還暦から頑張る筋トレ本」がいくつか出版されていたので、「お、シニアマッチョの時代がくるのか?」と思ったのですが、残念ながらその後が続かない感じです。

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  50代・60代のアラ還世代を対象にした書籍や動画も探せばいくつか見つかるのですが、どうしても「老人向け」のような内容が多い

 2024年の元旦に、「50代・60代のアラ還世代」に向けた筋トレやフィットネス情報発信をすべくこのサイトを立ち上げましたが、残念ながら、やはり今年は「シニアマッチョが流行る」予想は不発で終わりそうです。

2025年はどういう年になるか

アラ還世代のフィットネスに対するモチベーションが上がる年に

 2024年、「シニアマッチョ」は流行りませんでしたが、2025年はわかりません。

 少し話が脱線しますが、12月現在、巷では所得税控除の「103万円の壁」が話題になっています。しかし税制で言えば、所得税もさることながら社会保険料の方をどうにかしてほしい、とあんじょうは思うのです。もっと具体的に言えば健康状態によって社会保険料に差をつけてくれたら良いのに…と思ったりもします。

 プライベートのお金で体を鍛え、健康に気を使い病気や怪我をしにくい身体づくりを心がけているのですから、できればそのインセンティブがほしいですよね。

 現在、一部の生命保険会社などでは被保険者の健康状況を掛け金等に反映させる商品なども扱い始めたようですが、公的機関でもそういったインセンティブを考えても良いのでは…と思うのです。

 そうすれば、50代・60代のアラ還世代の(無論、30代・40代も)フィットネスに対するモチベーションが上がるのではないでしょうか。

 この国では税制が良い方に変わることは、ほぼない(?)のかもしれませんが、健康でなおかつ世間に迷惑をかけない、そんな老後を目標にアラ還からしっかり身体づくりをしていく世の中になれば良いなと思います。

「マッチョ」でなくとも「フィットネス」が広まれば「良し」

 ただ、他の記事にも書いているのですが、何もシニアが無理して「マッチョ」にまでなる必要はないと思うのです。

 筋肉は幾つになっても発達・成長しますが、関節についてはそうもいきません。頑張りはすれども無理はせず、怪我に気をつけることが大切です。

 新しい年が、「心身ともに健康で若々しい状態を保つ=フィットネス」がさらに浸透していく年になれば良いなと思います。

 以上、本日は、とりとめもない感想を述べただけの回になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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