AROUND60 FITNESS(ロクマルフィット)をご覧いただきありがとうございます! 筋トレ歴10年の副業ライターあんじょうです。
ネットに情報が溢れ、大抵の情報は無料で入手できる昨今ですが、入手できる情報が玉石混交なのは皆さんご承知のとおりです。
筋トレやダイエットに関する情報もご多分に漏れず、あんじょう自身も含めて様々な人が情報発信をされていますが、その内容の真偽は読者側で判断する必要があります。また、SNSやブログなど情報が断片的・散発的になりがちなので、なかなか体系立てて頭に入ってこない、という印象もあります。
そこで、あんじょうは折に触れ書店で書籍を購入して情報収集したり、頭の整理をしています。
もちろん書籍だからといって、情報の正確性が担保されているわけではないのですが、一応は1冊通して「一連の体系立てられた(構造化された)文章」という体裁になっていますので、自分なりに解釈して参考にしやすいという点が利点です。
あんじょう自身、ブログを書いて現在で80件を超える投稿をさせていただきましたが、折々で感じたことや考えたことを投稿しているので、このサイト全体で俯瞰した場合に体系的になっていないな…という反省ももあります。
そうやって購入している書籍のうちから、先日はジュラシック木澤さんの本をご紹介しましたが、本日はバズーカ岡田さん(岡田隆さん)の「世界一細かすぎる」シリーズをご紹介したいと思います。
筋トレやダイエットを始めたばかりの方には若干「細かすぎる」と思いますが、ある程度の期間、独学でボディメイクに取り組まれている方には、知識の整理のために読んでいただくと参考になると思います。
それでは、本日もよろしくお願いします。
バズーカ岡田さんについて
「バズーカ岡田」さんは本名「岡田隆」さん。日本大学の教授で現役のボディビルダーでもあります。日本オリンピック委員会の強化スタッフなどの要職のご経験も豊富で、まさに「理論と実践」を地で行なっておられる方です。
明石屋さんまさんの「ほんまでっかTV」に「骨格筋評論家」として出演されるなどマスメディアにも露出されていますし、ご自身でYouTubeなどで情報発信されているので、ご存じの方も多いと思います。
「世界一細かすぎる」シリーズについて
2021年に「世界一細かすぎる筋トレ図鑑」が発刊され、その後「世界一細かすぎる筋トレ栄養辞典」(2023年2月)、「世界一細かすぎる筋トレストレッチ図鑑」(2024年4月)と、2024年12月現在で3冊がラインナップされています。
それぞれのシリーズに共通するのは「細かい」点と「理論的」な点です。大学教授が書いた本ですから、当然と言えば当然なのかもしれませんが、ある程度平易な言葉を使いつつ、かつ実践者(=ボディビルダー)ならではの細かい視点で、解説を加えていただいているように感じます。
以下、それぞれの本についてあんじょうの感想を述べたいと思います。
シリーズの概要
世界一細かすぎる筋トレ図鑑
本当に細かく筋トレの種類や動作解説が行われています。「鉄則」としてボディメイクの基本に触れているとともに、「細かな鍛え分け」を念頭にたくさんの種目を紹介されています。
「細かな鍛え分け」については、正直いって筋トレを始めたばかり方には不要な情報かもしれませんが、「基本(鉄則)」については押さえておいて損はない内容だと思います。
世界一細かすぎる筋トレ栄養辞典
単に「ダイエット(痩せる)」するための栄養知識ではなく、ボディメイクをする(=除脂肪+筋肥大)観点からお話されている点が特徴的だと思います。また、内容も学術的背景情報をベースに理論的に説明されています。
標題が「筋トレ栄養辞典」となっているので、体を鍛えたい・逞しくなりたい方向けの内容に思われるかもしれませんが、内容的にはオールラウンドといいますか、いわゆる「ダイエット」を志向される方にとっても有益な情報が多く含まれています。
「理論的」ということは言い方を変えれば「理屈っぽい」「結論までが長い」ということになるのかもしれませんし、標題からして「細かすぎる」ので、手軽に結論から知りたい方には敬遠されがちになるかもしれませんが…。
できればダイエットやボディメイクされる方には、こういう情報はぜひ知っておいていただきたいと思うような内容です。
若干言い過ぎになるかもしれませんが、あんじょうとしてはこの本は巷の「理論的でないダイエット法」に惑わされないために、知っておいた方が良い知識が整理されているように思います。
「『筋トレ』がしたいのではなく『ダイエット』がしたいのだ」という方にも是非手にとっていただきたい本だと思います。
世界一細かすぎる筋トレストレッチ図鑑
健康のためのストレッチ本は多いですが、筋トレの効果(精度)を上げるための手段としてストレッチを取り上げている点が興味深いです。弊サイト「AROUND60 FITNESS(ロクマルフィット)」では50代・60代のアラ還世代を主な読者層としてブログを書かせていただいておりますが、あんじょう自身も含め、50代・60代がボディメイクをする上で一番注意しなければならないのは「怪我」です。
この本ではストレッチは(怪我の予防に加え)筋トレの効果を最大化させるために重要・有益である、という内容になっていまして、この観点はあんじょうにとって新鮮でした。
正直言ってあんじょうは加齢とともに身体が硬くなるのをそのままにしていましたが、この本を読んでから、真面目に(?)ストレッチに励んでいます。
なぜ「おすすめ」なのか
「おすすめ」の理由は前述の概要の説明でも伝わるかと思いますが、まとめると以下3点です。
押さえておくべきポイントが「理屈」とともに簡潔に説明されている。
大学教授なので当然かもしれませんが、学術的知識が背景にあるので説明に不合理さ・不自然さがない点が良いと思います。
情報量が多いが、整理されている
情報量は多いのですが、体系的に整理されている点が理解促進に役立ちます。
種目やテクニックについて「辞書」的に参照できる
情報量が多すぎるが故に、このシリーズに書かれていることを全て実践するのは大変というか、正直言って無理なのですが、辞書的に参照するのに重宝します。(特に「筋トレ図鑑」)
「世界一細かすぎる」シリーズを読んで思うこと(まとめに代えて)
他の記事でも書かせていただいていますが、筋トレやダイエットは結局のところ「生物」である一人一人の個体特性によって同じ取り組みをしても結果(効果)には幅が生じるのが実際のところです。
つまり、極論を言えば「やってみないとわからない」のですが、筋トレやダイエットは結局のところ「一番確率が高い方法を試してみて、試行錯誤や結果のフィードバックを踏まえて自分なりに取り組み方法を見直していく」…という息の長い取り組みだと思うのです。
そういった取り組みの中で、自分なりのノウハウを蓄積するにあたり、知識の引き出しは多ければ多い方が良いわけでして、そういう観点から「学術的なバックボーン+実践における実績」をお持ちの方の情報はやはり価値があると言えるでしょう。
学術的バックボーンも実績もないあんじょうがこれを言うのは自己否定のようですが、まあ、本当のところですので…。
以上、今回はバズーカ岡田さんの書籍をご紹介させていただきました。今回はこのへんで失礼します。お読みいただきありがとうございました。