筋トレの「やる気」が出ないとき、どうする?

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筋トレのやる気がでないとき、どうする?
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はじめに

 AROUND60 FITNESS(ロクマルフィット)をご覧いただきありがとうございます! 筋トレ歴10年の副業ライターあんじょうです。

 このサイトをご覧の皆さんの中には、日々筋トレに勤しんでおられる方も多いのではないかと思います。

 一説によるとフィットネスジムに通われる方で、3ヶ月継続できるのは全体の40%弱、1年継続できるのは全体の一桁%台だそうです。筋トレを継続するというのは意外と難しいもののようですね。

 最初は意気込んでフィットネスジムに入会したのに、しばらくするとジムに通う足がだんだんと重くなる。「今日はジムに行く日だけど、ちょっとやる気がでないな」とサボってしまう。それが何度か繰り返され「このままだと続かないな。ヤバいな、無理してでも行くべきか?」と罪悪感(?)と煩わしさの間で悶々としてしまう…。

 こういうパターンがよくありそうです。

 あんじょう自身、筋トレを始めて10年を超えましたが、今だに「今日は面倒だな」と思うときがあります。

 そこで、本日はこの筋トレの「やる気」について考えてみたいと思います。ポイントは以下のとおりです。

  • 筋トレの「やる気」がでない原因は?
  • 「やる気」が出ない場合の対応方法は?(おすすめの対応方法3選)

それでは、本日もお付き合いください。、

「やる気」がでなくなる原因について

 仕事などで忙しく筋トレができない場合は、「やる気」の問題ではないのでここでは省略します。以下筋トレする時間は作れるのだが、時間を作ってまで筋トレしようとは思えなくなる状況について考えてみます。

 あんじょう自身の経験から、主な原因は以下の3つくらいかと思うのですが、いかがでしょうか。

  • 「フィットネスジムが遠い」「着替えが面倒」など筋トレ自体よりも、その準備過程が面倒。
  • 「痩せる」「体型が変わる」などの筋トレの成果がなかなか出ず、筋トレが面白くなくなる。
  • 精神的疲労で、筋トレのことに気がまわらない。

 最初はやる気に満ち溢れ、ジム通いも苦ではなかったのに、しばらくたって体重も体格も変わらず、その割に時間を取られることに、意味が見出せなくなってくる・・こんな感じで「やる気が出なくなる」ときがでてくる。

 これが続くと、一時的な「やる気が出なくなる」状態から、継続的に「やる気がなくなる」状態になってしまい、、筋トレが続かなくなってしまいます。

 こういったことにならないよう、いくつか対処方法をご提案したいと思います。

対処1:やる気がでなくなる原因をつぶす

 先ほど原因として「過程が面倒」「成果がでない」「精神的疲労」の3つを挙げました。それぞれ順に見ていきましょう。

過程が面倒

 筋トレ自体にかける時間は、一般の方ならせいぜい1回あたり1時間以内だと思うのですが、ジムへの往復の時間、筋トレ前後で着替えたり身だしなみを整える時間を考えると、もっと多くの時間を割くことになります。

 特に通うのに電車・バスなどを使う場合は身なりを整える必要もあるでしょうから、余計に手間を感じるでしょう。

 別の記事で言及していますが、あんじょう個人は「設備が良くて遠いジム」と「設備は及第点だが近いジム」なら近いジムを選んだほうが良いと考えています。

 もし、通っているジムが「わざわざ時間をかけて通っている」ようなら、ジムを変えることも考慮しても良いように思います。

 なお、筋トレ前後の過程を省くには自宅トレーニングが一番のようにも思うのですが、これはこれで「切り替えがうまくいかない」「いつでもできる=いつまでもやらない」になりがちなので、理想は「通勤経路上か自宅近くのジムに通う」が一番のおすすめです。

「続ける」ことだけを重視するならば、あんじょうは「遠くのゴールドジムより近くのチョコザップ」だと思います

成果がでない

 この場合、一度チェックしていただきたいのが目標設定の有無です。

 私の周囲に多いのですが、実態として「痩せたい」「筋肉をつけたい」と漠然と考えていて、明確な目標を設定していないケースが多いように思います。成果がでない、というより「何をもって成果とするか」が明確でないので、「思っていたイメージと違うが、何がどう違うのかも説明できない」ことになりがちです。

 こうなると、解決のためのアクションを起こすことができずフラストレーションが積み重なり、筋トレがつまらなくなってしまう、ということになります。

 こういった状況を避けるためには「夏までにウエストをXX cmにする」「3ヶ月で体脂肪率をXX%にする」といった具体的な目標を設定し、そこに至る計画をたてることが有効です。

 正直言って、筋トレを頑張っても1ヶ月程度では外形的にわかるような効果は期待できません。現実的な目標感を持った上でそこに至るための計画を立てれば、計画通りに進んだときの喜びは筋トレを続けるモチベーションになりますし、計画どおりにいかなかった場合でも、計画を見直して対策を練りなおすのも、楽しさの一つになると思われます。

 加えて、対処方法として目標設定・計画策定と同時に行なってほしいのが、「成果の記録」です。自分の姿を写真に納めるのでも結構ですし、筋トレ種目ごとの重量設定と回数(限界値)を記録することでも結構です。

  1日ごとの人間の身体の変化は小さいので、たとえ自分の身体であってもなかなか気づきません。記録をすることで「変化している」ことをしっかり成果として自覚できるようになります。

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精神的に疲れている

 これは「なんとなく気が乗らない」パターンです。筋トレ自体に問題があるのではなく、仕事その他私生活で気になることがあり、筋トレのほうに気持ちが振り分けられない状況。

 実は、これが一番多いのかもしれません。

 これについては、特効薬的な対処法はないのですが、経験から言えば「やってしまえば、すっきりする」ケースが多いので、何も考えずに行ってしまうのが一番のように思います。

 その「何も考えずにやる」ところまで辿り着けない場合は、違うモチベーションをセットにする、という方法もあります。

 例えば、筋トレ後のサウナとか、冷たいプロテインとか、筋トレ以外のものを付加することで自ら背中を押し、ジムに行ってしまうというのでも良いように思います。。

 「ジムに行くまでは気が乗らないが、一旦ジムまで行ってしまえば、なぜかやる気が出てくる」というケースを多く耳にしますので、騙されたと思って(?)お試しいただければと思います。

筋トレでは、動作の途中で一番負荷がかかるポジションを「スティッキングポイント」といい、このポイントを超えられるかどうかが、動作回数を重ねる上での鍵となります。ジム通いにもこれと似たような「このポイントさえ超えれば、あとはできてしまう」というところがありますね。

対処2:筋トレを「やる気」でやるものから「習慣」でやるものに

 前項で「何も考えずにやってしまう」話をしましたが、これを、もう少し掘り下げてみましょう。

 禅問答のようで恐縮でですが、そもそも、筋トレを行う際に「やる気」が必要だから、「やる気」がでないと悶々とするわけです。

 例えば、朝起きてトイレに行ったり食事をするのは人間の本能・生理現象ですが、 朝起きたときや寝る前に、顔を洗ったり歯を磨く、化粧を落とす、風呂に入る…これは習慣です。面倒だと思うことはありますが、「習慣」なので結局やってしまいます

 筋トレもこれと同じ位置付けのものにしてしまえば良いのです。

 やる気になっているわけではなく、面倒だと思うが、結局やっている。1日の生活リズムの一部に組み込まれている。こういう状態にしてしまうことです。

 自宅でトレーニングをされている方は「徒歩0分」ですし、自重トレーニングなら、思いたったらすぐできるのに、何故か気が乗らない。「やる気スイッチ」が入らない。こういう場合は特に上記のような「生活パターンに織り込んでしまう」ことが成否を分けるかもしれません。「帰宅後、食事の前に15分、2種目やる」「休日は風呂に入る前に必ずやる」といったように「すでにある生活習慣」の間に織り込んでしまう。そして、実施した際の記録を残す。これを繰り返していると「やる気」の問題ではなくなり「習慣」として筋トレが続くようになると思います。

…とはいえ、自宅トレーニングで、一人でそこまで到達できる自信がない、という方の方が多いと思われますので、次に「第3の対処法」をご説明します。

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対処3:人の力を借りる。

 個々人の性格によると思いますが、「自分から自発的にはできないが、他人に言われたらできる」ことってありますよね。

あんじょうは「部屋の片付け」がそれです…

 こういうケースではトレーナーについてもらうのが一番です。一旦、予約してしまえば相手がいる話なので、自分の気分次第で変えづらくなります。

 特に、自宅でトレーニングされている方の場合、前述のように「いつでもできる=いつまでもやらない」となりがちですので、筋トレに対する「やる気スイッチ」として、オンラインのパーソナルトレーニングを利用するのもひとつのアイデアかと思います。

 最近では、AIによる診断やゲノム診断などをセットにしたサービスもありますので、自宅トレーニング派の方は一度お試しいただいても良いかもしれません。

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燃え尽き症候群(バーンアウト)には気をつけましょう

 以上、ここまで説明してきた内容は「トレーニングを始めてからあまり日数がたっていない」「習慣化されていない」ケースを想定した説明でした。

 しかし、中にはすでに筋トレが習慣化している人で、高い目標を設定してハードにやっていたのに、ある時から何故か突然やる気がでなくなった、といったことも起こりえます。

 このような場合は、オーバーワーク、バーンアウトの可能性を気にしたほうが良いかもしれません。

 筋トレに真剣に取り組み過ぎて肉体的・精神的な負担が蓄積し、ある時、処理しきれなくなって体調の変化として現れる…ということです。

 筋トレを継続するにあたり、大切なのは目標設定や計画だと申し上げました。これは、ある意味自分を「しないといけない」という状況に追い込むことなのですが、度が過ぎると、強迫観念に囚われたり、目標を達成した後に、新たな取り組みに対するやる気がでなくなったりします。

 あんじょうは、医療関係者ではないのでエビデンスに基づくようなコメントはできませんが、経験から言えば、こういう場合は「無理して続けよう」というスタンスも「積極的に休息を取ろう」というスタンスも、いずれもあまり良くないように感じます。

 積極的・前向きな姿勢が却って状況を悪化させると言いますか、自分自身を追い込んでしまうことにつながりがちです。これも個々人の性格や筋トレを行う目的によるところが大きい話ではありますが、個人的には「ま、ほどほどでいいんじゃないですか」くらいのある種「適当」なスタンスが、筋トレを長続きさせる上では一番大事なのではないかと感じます。

 昔から「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」と言いますが、筋トレを長く続けるためには、自分なりの「ええ塩梅」を見つけるのがコツだ、ということですね。

まとめ

 以上、本日は「やる気」についてお話しさせていただきました。明確な達成目標をもって筋トレをするのも良いことなのですが、50代・60代のアラ還世代にとっては、「ライフスタイル・習慣としての筋トレ」というのも十分に意味のあることだと考えます。

 「筋トレを長く続ける」際の参考にしていただければ幸いです。

それでは、本日はこのへんで失礼します。お読みいただきありがとうございました。

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